ADVANTEC 総合カタログ 2023-2024 370-371(372-373)

概要

  1. 蒸留水/超純水/純水製造装置
  2. 精製方法の原理と特長
  1. 370
  2. 371

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ADVANTEC2023-24●蒸留水/超純水/純水13370蒸留水/超純水/純水製造装置一覧精製法の原理と特長精製水の水質分析例付属機構/精製方法適応カートリッジ一覧/洗浄品・未洗浄品について超純水について/水の純度を表す単位蒸留水製造装置蒸留水製造装置給水方式/前処理フィルター超純水製造装置純水製造装置高純度純水製造装置純水製造装置別売品ビルトイン型 蒸留水/純水/超純水製造装置FAQ精製方法の原理と特長精製方法の原理と特長水の精製方法には蒸留、イオン交換、逆浸透、濾過などさまざまな方法があります。それぞれ原理や特長が異なり、ひとつの精製方法ですべての不純物を除去することはできません。そのため、蒸留水製造装置、超純水製造装置、純水製造装置では使用目的に最適な精製水が得られるように、これらの方法を組み合せています。主な精製方法の原理と特長を以下に示します。原水を加熱して蒸発させ、その蒸気を冷却し、凝縮させることによって、水より沸点の高い不純物を分離する方法です。蒸留によって精製した蒸留水は、沸騰させることによって殺菌もされることから、一般分析、洗浄、培養などに幅広く利用されます。原水中の不純物イオンをイオン交換樹脂により、水素イオンH+や水酸化物イオンOH−と交換して除去する方法です。イオン交換では手軽に高純度の精製水が得られますが、イオン以外の不純物は除去できません。陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を混合して用いる方式を混床式といいます。弊社のイオン交換樹脂カートリッジも混床式です。●イオン交換ⅠonExchange(脱塩Deionization)スチレンとジビニルベンゼン共重合体の合成樹脂にイオン交換基を結合したものです。イオン交換基としては陽イオン交換樹脂にはスルホン酸基など、陰イオン交換樹脂にはアンモニウム基などを用いています。陽イオン交換樹脂は、原水中に不純物として含まれる陽イオンを水素イオンH+に交換し、陰イオン交換樹脂は、陰イオンを水酸化物イオンOH−に交換します。イオン交換樹脂原水に浸透圧より高い圧力をかけ、逆浸透(RO)膜を透過させて不純物を除去する方法です。原水の硬度が高い場合でも、低コストで安定した水質の精製水が得られます。水分子や小さな分子は通すが溶質は通さない膜(半透膜)のことです。溶液側に圧力をかけると水分子や小さな分子だけがRO膜を透過するため、それ以外の不純物が除去できます。工業的には海水の淡水化などにも利用されており、膜材質は酢酸セルロース系、ポリアミド系などです。逆浸透(RO)膜●逆浸透ReverseOsmosisUF膜RO膜コロイド、高分子(蛋白質)塩、イオン水●蒸留Distillation
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ADVANTEC2023-24東洋濾紙製品濾過について分析用濾紙試験紙メンブレンフィルターディスポーザブルホルダー/タンクウルトラフィルターカートリッジフィルターハウジングコンパクト/カプセル生産用濾紙/エアフィルター濾過器東洋製作所製品蒸留水/超純水/純水乾燥/培養フラコレ/滅菌電気炉/加熱器環境試験器恒温液槽/スターラー/ポンプ水質試験器科学機器製品優良メーカー分析機器製品優良メーカーその他INDEX13371精製方法の原理と特長微粒子や微生物をフィルターで濾過して除去する方法です。原水の前処理や採水口での最終濾過として使用されます。採水ロに取り付ける中空糸フィルターは、採水時に精製水中の懸濁物質を除去します。●濾過Filtration活性炭(表面に非常に多くの細孔をもつ多孔質物質)の細孔に有機物、塩素などの不純物を吸着することによって、これらを除去する方法です。家庭用純水器などでも使用されている方法ですが、活性炭中で微生物が増殖する可能性があるため、通常はイオン交換や蒸留の前処理に利用されます。通常の濾過では除去が難しい蛋白質やパイロジェンを限外濾過(UF)膜で濾過して除去する方法です。UVランプによって紫外線を照射して、精製水の純度を維持する方法です。殺菌用と有機物分解用の2種類があります。波長185nmと波長254nmを組み合せた紫外線を照射して有機物を分解する方法です。この波長の紫外線を照射すると、水分子からヒドロキシラジカルが生成します。ヒドロキシラジカルは強い酸化力を持ち、有機物を二酸化炭素と水に分解します。この方法はTOC(全有機体炭素)値を下げる目的で、超純水製造装置に採用されています。また、TOC計にもこの原理を応用したものがあります。有機物分解用波長254nmの紫外線照射により殺菌、微生物の繁殖を抑制する方法です。この波長の紫外線は核酸に吸収されやすく、吸収によって核酸が破壊され、微生物が正常に繁殖できなくなります。貯水タンクに取り付けてタンク内の水を紫外線照射箇所内に循環させることによって、微生物の繁殖を防ぎます。殺菌用●紫外線照射UltravioletRadiation5001,0001000510152012358910111215161819253946経過日数(日)別置きタンク内純水中の微生物数(個/mL)タンク内殺菌用UVランプなしタンク内殺菌用UVランプあり(照射前)タンク内殺菌用UVランプあり(照射後)UV有機物分解機構(メタノールの例)H20・0HヒドロキシラジカルH20CH30HメタノールH20・0H・0HHCH0ホルムアルデヒドHCOOHギ酸CO2生体内に入ると発熱の原因となる物質(発熱性物質)のことで、主としてグラム陰性菌の細胞壁に由来します。その代表がエンドトキシン(グラム陰性菌の菌体内毒素であるリポ多糖類)で、培養においてはパイロジェンのない状態(パイロジェンフリー)が重視されます。パイロジェン●限外濾過Ultrafiltration●吸着Adsorption「理化学事典(第5版)」、岩波書店(1998)「これでわかる水処理技術」、吉村二三隆、栗田工業株式会社監修、工業調査会(2002)「イオン交換膜の機能と応用」、日本海水学会・電気透析および膜技術研究会、アイピーシー(2004)「膜処理技術大系」、中垣正幸監修、フジ・テクノシステム(1991)[参考文献]タンク内殺菌用UVランプによる微生物増殖抑制効果

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