マスターフレックス チュービングポンプシステム 10-11(10-11)

概要

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10最高のポンプ機能を発揮させるために、マスターフレックスポンプには必ずマスターフレックス純正のポンプチューブをお使いください。● チューブを選定する際には、耐薬品性比較データ及び各チューブの特性をご覧ください。● 耐薬品性およびポンプチューブ特性の各表に加え、ポンプチューブ寿命比較グラフ・表を参照の上、ポンプチューブを選択してください。● 高圧、または真空・吸込圧を必要とする場合は、圧力ガイドラインおよび真空・吸込圧グラフを参照しポンプチューブを選定してください。● 空気に反応しやすいガスおよび液体を送液する場合は、ガス浸透性グラフを参照し、最も浸透性の少ないポンプチューブを選択してください。● 粘性のある液体を送液する場合は粘度グラフを参照し、ポンプチューブサイズの正しいものを選択してください。低高※バイトンタイゴンEıラボタイゴンLFLEıCıフレックスシリコンバーシロンAı60ıN、ファーマピュアファーメッドBPT圧力ガイドライン(L/Sシリーズの場合)硬いポンプチューブ:・バーシロンA-60-N・FDA認証バイトン・ファーメッドBPT・ファーマピュア柔らかいポンプチューブ:・シリコン・C-フレックス真空・吸込圧(L/Sシリーズの場合)内径の同じポンプチューブの場合は厚肉チューブを、内径の同じポンプチューブがない場合は、内径の小さい硬い材質のポンプチューブが真空・吸込圧に優れています。厚肉チューブ(L/S15、L/S24、L/S35、L/S36)は薄肉チューブに比較して、より非浸透性に優れています。硬いポンプチューブの方が柔らかいポンプチューブに比較し耐圧力に優れています。真空・吸込圧性能はポンプチューブそのものの形状を維持できるかどうかに大きく影響されます。ガス浸透性(L/Sシリーズの場合)ポンプチューブ壁を通してのガス浸透を最小限に抑えるために、硬いポンプチューブを使用してください。劣良優※バイトンタイゴンEıラボタイゴンLFLEıバーシロンAı60ıN、ファーマピュアファーメッドBPTCıフレックスシリコン小大※バイトンタイゴンEıラボタイゴンLFLEıバーシロンAı60ıN、ファーマピュアファーメッドBPTCıフレックスシリコン下図は各ポンプチューブの比較データを示したもので実際の使用条件とは異なります。市販のポンプチューブを使用した場合の性能及びトラブルについては保証しかねます。注意粘 度マスターフレックス送液ポンプは粘性液体の送液も可能です。粘性液体の送液効率を最大にするために、下記の手順に従ってご使用ください。1. モータ回転数を減速してください。 粘性液体はある流速を超えるとモータ回転数を増加させても送液量は比例して増加しません。粘度が高ければ高いほど、ポンプチューブサイズが小さければ小さいほど、モータ回転数を下げると効果がでます。2. 内径が大きめのポンプチューブサイズを選択してください。3.‌ファーメッド、FDA認証バイトン、バーシロンA-60-Nなどの硬めのポンプチューブを選択して下さい。 L/Sサイズにおいては、厚肉チューブを選んでください。4. 滑らかな内面のポンプチューブを選択してください。 これは摩擦力を減少させます。タイゴンE-ラボが適しています。5. ポンプの吸込側を加圧してください。(1〜1.4kg/cm2)6. 液体の粘度を下げてください。 液体を温めることにより粘度を減少させます。ポンプチューブの寿命比較テスト条件このグラフと表はL/S16サイズのポンプチューブを標準ポンプヘッドを使用して揚程0m、21℃の水を連続して送液した際のポンプチューブの平均寿命を表したものです。ポンプチューブ寿命は、ポンプチューブの破損または送液量の50%半減のどちらか早い方を示しています。モータの低速回転はポンプチューブの寿命を延ばします。なお、実際の使用条件によりポンプチューブの寿命は異なることがあります。ファーメッド、バーシロンA−60−NファーマピュアシリーズL/S16I/P73B/T91回転数(rpm)506005060050321平均寿命(時間)バーシロンA-60-N、ファーメッドBPT、ファーマピュア10000100040008002000400タイゴンE-LFL 2500 600 800400 600200C−フレックス、シリコン  500 100 400 80 250100タイゴンE-ラボ  320  80 180 38 100 30バイトン  150  30 120 25——※FDA認証バイトン高機能送液用ポンプチューブ選定
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11この粘度のテストデータはタイゴンA-60-F、ファーメッド、バイトン、バーシロンA-60-Nのような硬いポンプチューブを使用しております。テスト条件は粘性液体の温度(21℃)、揚程0mです。上図は一般的なガイドラインであり、実際の運転条件を保証するものではありません。注意粘度とチューブサイズ/送液量の関係例えば800mPa・sの粘性液体を150mL/minで送液したい場合、送液量150mL/minの縦軸と粘度800mPa・sの横軸の交点を見るとポンプチューブサイズL/S35は−35(rpm)・L/S36は−26(rpm)という回転数値を得られます。このポンプチューブサイズでは、この粘度以下で、かつこの回転数以下の時、送液が可能となります。粘度のある液体を送液する場合、図示されている送液量までは回転数(rpm)に比例します。この回転数を超えると送液量の増加は回転数に比例しなくなり、チューブ内の液圧が上昇しチューブ破裂の可能性も有りますので、余裕を見てご選定ください。●マスターフレックスブランドチューブは薬事法認可商品ではありません。送液ポンプ(マスターフレックスチューブポンプ)FAQ流量Q.流量はどのくらい得られますか?A.どのシリーズを選ぶかによりますが、全シリーズを合わせますと0.00006mL/min〜37L/minの範囲となっています。Q.流量精度はどのくらいと見ればよいですか?A.校正機能が付いているモデルで流量精度は±0.5%以上です。これ以外のモデルではごく普通の使用と送液を条件として±5%の精度が可能です。Q.測定した量は再現性がありますか?A.はい、測定量は±0.25%の再現精度ですが、校正機能を使うことで、さらに良くなります。Q.粘度流体に与える影響は?A.流量はすべて水を基準としています。粘度が大きくなり一定回転数を超えると流量はほとんど増加しなくなります。粘度と流量によるチューブの選定は、上記図をご参照ください。ポンプヘッドQ.ポンプ入力側へかけられる最高圧力は?A.ポンプチューブ内径、壁厚、材質条件によりますが、最大2.7bar(0.27MPa)です。(テフロンポンプヘッドは瞬間時0.69MPaまでは運転可能です。)Q.最大吸引力はいくらですか?A.8.8mH2Oです。Q.チェックバルブは必要ですか?A.いいえ、必要のない設計です。Q.マスターフレックスポンプはポンプチューブ内が空でも運転できますか?A.はい、ガスでも液体でも、またそれらが混合していても送液ができます。(PTFEチューブポンプヘッドを除外します。空運転して発生する熱でチューブが損傷します。)Q.マスターフレックスポンプにはサイホン現象による逆流が無いのでしょうか?A.はい、常時1個のローラがポンプチューブを押し付けて閉じています。逆流はありません。Q.スラリーや砂が含まれた液体を送液できますか?A.はい、使用するポンプチューブの内径に関係するため、粘度や粒子径に制限があります。粒子径の目安として硬い場合はポンプチューブ内径の5%以内、柔らかい場合は25%以内までなら送液可能です。Q.なぜポンプチューブやポンプヘッドは多種多様なのですか?A.最適の回転数で希望の流量を多くの選択肢の中から選べるようにしたいからです。Q.流量方向を反対にできますか?A.はい、ほとんどのモデルの仕様では時計回りまた反時計回りの両方向に対応しています。ポンプチューブQ.ポンプチューブは重要ですか?A.はい、ポンプチューブはポンプ室です。その弾力が吸上げ揚程を生み、その強度が送液の際の圧力を生みます。柔軟性がポンプの寿命を、内径が流量を、壁厚が効率性をそれぞれ決定します。Q.流体の使用温度範囲は?A.材料により異なります。詳しくは12・13ページの『動的、ポンプ使用時耐用温度』をご参照ください。Q.耐薬品性能はどうでしょうか?A.使用したいポンプチューブの材料により異なります。詳しくは14・15ページを参照ください。Q.ポンプチューブはどのくらい長く使用できますか?A.ポンプチューブの寿命は、ポンプの回転数、圧力、ポンプチューブ材質、送液する流体の種類 そして送液中の粒子の程度により決まります。Q.ポンプ回転数はどの程度ポンプチューブ寿命に影響しますか?A.簡単に言えば、低回転はポンプチューブの寿命を延ばします。Q.どんなポンプチューブが一番寿命が長いですか?A.順番で言えば、タイゴンA-60-F、ファーメッド、タイゴンE-LFL、シリコン、バイオファーム、バイオファームプラス、C-フレックス、バーシロンA-60-NそしてFDA認証バイトンです。この最後のポンプチューブが一番短い寿命です。Q.食品と消毒用にポンプチューブが使用できますか?A.はい、いくつかのポンプチューブタイプは食品処理に要求されるNSF仕様、3A、FDAそれにUSDAに適合しています。また多くのタイプは滅菌消毒できます。Q.ポンプチューブは簡単に交換できますか?A.はい、イージーロード、イージーロードⅡ、イージーロード3、ハイパーフォマンス、マルチチャンネルを使用するとポンプチューブ交換は簡単で迅速です。標準ヘッドの場合は付属のロードキー使用で簡単になります。駆動ポンプQ.どうしてL/S、I/Pシリーズの駆動ポンプはポンプヘッドと別に販売しているのですか?A.モジュール化することによりシステム全体に柔軟性と経済性をもたせることができるからです。Q.1台の駆動ポンプで1個以上のポンプヘッドを装着できますか?A.駆動ポンプの最大トルク数までなら、一般的にポンプヘッド(標準、またはイージーロード)を組み合わせて2〜4個装着可能です。チューブサイズの選定方法(mL/min)

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