2023-2025年度版 EYELA総合カタログ 161-162(162-163)

概要

  1. 2.低温・恒温水循環装置(チラー)
  1. 161
  2. 162

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●表示の価格には消費税は含まれておりません。チラー専用サイト https://eyela-chiller.jp低温・恒温水循環装置(チラー)濃縮装置ガラスコーティング低温槽恒温槽凍結・噴霧乾燥機乾燥器電気炉減圧装置冷却トラップ装置恒温器振盪機合成装置撹拌機ガラス反応容器定量送液ポンプ液体クロマトグラフ純水製造装置培養装置滅菌装置研究補助準備機器2低温・恒温水循環装置(チラー)資料・データ161Q’= =625kcal/hとなります。■冷却能力の計算方法●冷却能力とは冷却能力は装置が被冷却物をどの程度冷やすことができるかという目安として重要なものです。SI単位系の表記ではW(ワット)で表わされますが、考え方としてはkcal/h(単位時間あたりのキロカロリー数)で計算した方がわかりやすいのでここではkcal/hを採用して説明します(1kW=860kcal/h)。この数値は熱媒体として何を使用するか、容量はどの程度かなど、各種の条件が決まって算出されます。しかし、被冷却物の自己発熱がある場合、室温との差が大きく吸熱の程度が大きい場合などの要素もあり、厳密にはなかなか把握しにくい面もあります。概略的な計算方法として以下の方法があります。●計算の考え方①冷却媒体そのものを冷却するために必要な熱量Q1②被冷却物を冷却するために必要な熱量Q2③循環系で必要なポンプなど動力源(χkW)の発熱量Q3冷却槽に試料を浸す方法=Q1+Q2冷却液を循環する方法=Q1+Q2+Q3冷却方法●計算方法   =   = Q3 =860×χ×0.5効率Q1Q2(t2−t1)×V×ρ×C1H(t2−t1)×W×C2Ht1=設定温度(冷却後の温度)(℃)t2=初期の温度(冷却前の温度)(℃)V=使用冷却熱媒体の容量(L)ρ=使用冷却熱媒体の比重(P.164・165参照)W=被冷却物の重量(kg)C1=使用冷却熱媒体の比熱(cal/g・℃)C2=被冷却物の比熱(cal/g・℃)H=冷却時間(hour)以上で得られた値に安全率(1.2∼1.7)を掛けたものが求める熱量(kcal/h)です。※ここでの計算は室温と冷却温度の差や配管による吸熱は無視できるものとしています。比熱はSI単位系ではJ/kg・Kですが、計算簡略化のためにcal/g・℃を採用しました。(1J=0.239cal)※※基本的に発熱を抑えるのは、25→50℃まで1時間で温度上昇した熱容量Q’以上の冷却能力を与えればよいことになります。従って、水の比重、比熱は1ですからこれに、安全率1.5としてQ=Q’×1.5=625×1.5=937.5kcal/h(at25℃)以上の冷却能力が必要となります。937.5kcal/h=1090WですのでP.121のデータより、25℃の時の冷却能力1090W以上の循環装置↓CA-1116A型となります。●計算例1発熱反応系の反応槽のジャケットに水を循環し、発熱を抑えたい。冷却しない時のジャケット部の水の温度は25→50℃まで1時間で上がった。水の容量は全体で25L。(50−25)×25×1×11●計算例2電子顕微鏡の光源部の冷却をしたい。できれば画像にゆらぎがでないように20℃±0.5℃程度で温調したい。発熱量ははっきりわからないが、水を5L/minで流してみたら入口温度が15℃で出口温度が18℃で安定していた。20℃を±0.5℃程度で温調したいということですのでCA型シリーズではなくNCC型シリーズで考えてみることにします。発熱量を推算するには1時間あたりに流れた水量が受けた熱量を出し、安全率を見込んだ値以上の冷却能力がある装置を選定すればよいことになります。従って水の比重、比熱は1として1時間あたりに流れた水の受けた熱量Q’はこれに安全率1.5として Q=Q’×1.5=1350kcal/h(at20℃)以上の冷却能力が必要となります。1350kcal/h=1570WですのでP.135のデータより、20℃の時の冷却能力 1570W程度の装置↓NCC-3100B型となります。Q’==900kcal/hとなります。(18−15)×5×60×1×11※低温用熱媒体についてはP.162をご参照ください。※※安全率としては一般的には1.2∼1.7程度をみておけば十分と思われますが、槽の保冷などが十分でない場合には、より大きくみる必要があります。必要熱量が合計3500W程度以上であれば1.2∼1.3、3500W程度以下であれば1.3∼1.7程度みておけばよいでしょう。NCC-3100BCA-1116AObservations,Data資料・データ 低温・恒温水循環装置
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製品のご使用の前には「取扱説明書」を必ずお読みください。 ●表示の価格には消費税は含まれておりません。製品に関するお問合せはアイラ・カスタマーセンター低温・恒温水循環装置(チラー)濃縮装置ガラスコーティング低温槽恒温槽凍結・噴霧乾燥機乾燥器電気炉減圧装置冷却トラップ装置恒温器振盪機合成装置撹拌機ガラス反応容器定量送液ポンプ液体クロマトグラフ純水製造装置培養装置滅菌装置研究補助準備機器2低温・恒温水循環装置(チラー)低温用熱媒体162Observations,Data資料・データ 低温用熱媒体関連情報はこちらをご参照ください物性データP.163・198低温用熱媒体エチレングリコール、ナイブライン、エタブライン、バーレルシリコーンフルード、エチルアルコール低温恒温水槽、冷却水循環装置を10℃以下で使用する際には低温用熱媒体として以下のような製品があります。特長、特性グラフを参考に最適なものをお選びください。低温用熱媒体を安全にご使用いただくため、メーカーのSDS(製品安全データシート)を必ずご確認のうえご使用ください。■熱媒体一覧製品名エチレングリコールナイブラインエタブラインバーレルシリコーンフルードエチルアルコールZ-1型NFP型EC-Z型M-2型XLT型製品コードNo.−263500182910225030225040211710211720227580−主成分エチレングリコールエチレングリコールプロピレングリコールエチルアルコールジメチルポリシロキサンエチルアルコール内容量−4kg20kg18kg15kg1kg17kg16kg−価格(税抜)専門業者からお求めください¥9,5004¥21,0004¥32,2004¥7,0004¥97,7004¥99,8004専門業者からお求めください長所●無色・無臭●水や有機溶媒と混合が可能●腐食性が少なく長期間の使用が可能●エチレングリコールに比べ金属に対する耐食性に優れる●エチルアルコールに比べ取扱いが簡単●濃度調整が容易●引火点がない●PRTR法の対象外●消防法上の危険物に該当しない●食品冷凍剤として経済産業省の承認を得ており、安全性が高い●低粘度、温度による粘度変化が小さい●濃度調整が容易●低粘度、温度による粘度変化が小さい●引火点が高く(M-2:90℃、XLT:42℃)、難燃性●蒸気圧が低く、蒸発減量が小さいので、作業環境をクリーンに保つ●熱安定性、低温・電気特性に優れる●低毒性、無味、無臭、不活性●融点が低い (−114℃)●マイナス温度域でも低粘度短所●粘度が高いため、適正な濃度で使用しないと循環不良や冷却効率の低下がある●引火点23.8℃−●引火点が低い(14℃)●臭気を伴う使用上の注意●原液での使用は避け、必ず水道水で希釈してください。純水は使用しないでください。(一部機種を除く)●熱媒体の性能を維持するためにはpH管理、濃度管理が必要です。3∼6カ月ごとの定期的な交換をお薦めします。●各熱媒体メーカーの技術資料をよくご確認の上、ご使用ください。●熱媒体の性能を維持するためには月1回程度のpH管理と、3カ月に1回の液性分析をブラインメーカーに依頼してください。●消防法上の危険物には該当しませんが、60wt%未満のアルコールを含有しますので、火気や直射日光を避け、使用の際には十分な換気が必要です。●蒸発跡に白い残留物が析出されることがありますが、エタブラインの構成成分ですので問題はありません。●当社製品で使用できるのはプログラム恒温循環装置PCC-7000S型、冷却水循環装置CA-1115F・F2型、2600F・F2型です。希釈せずにそのままご使用ください。●PCC-7000S型を60℃以上で使用する場合には、空気より重く滞留しやすい蒸気の発生があります。必ず十分な換気をしてください。●XLT型はM-2型と比べ、低温域での粘度がわずかに低い特性ですので、精密なパラメータを要求されるPCC-7000S型とプロセスリアクターDDS型との組合せ時などにご使用ください。●室温以上で放置すると気化し、発火や爆発の危険があります。使用の際には十分な換気が必要です。■装置・熱媒体適合表低温用熱媒体対象装置エチレングリコールナイブラインエタブラインバーレルシリコーンフルードエタノール※お取扱いには十分にご注意ください。純水・イオン交換水[電気伝導度0.1mS/m(1μS/m)以上]冷却水循環装置CA-3000・4000型シリーズ大型冷却水循環装置シリーズ不可不可不可不可大量に使用することになるため、安全面を考慮し使用しないでください。不可上記を除く冷却水循環装置CCA・CA・CAE・NCA型使用可水道水で希釈してください。純水は使用しないでください。※CA-B・F・F2型、NCC-B・D型、NCB-1210・1220・2510・2610型を除く希釈する際は、エチレングリコール、ナイブラインは凍結点が使用する温度より10℃程度低く、循環使用時はナイブラインZ-1型で、60%を超えない濃度にしてください。※NCB-2510B・2610B・2410型の設定温度−30℃で循環する場合は、70%ナイブラインZ-1型でご使用ください。使用可水道水で希釈してください。純水は使用しないでください※CA-B・F・F2型、NCC-B・D型、NCB-1210・1220・2510・2610型を除く希釈の際は、凍結点が使用する温度より10℃程度低い濃度でご使用ください。使用可(CA-F・F2型)使用可設定温度0∼−20℃の範囲でご使用ください。使用可(CA-B・F・F2型)※CA-F・F2型は電気伝導度0.01mS/m(0.1μS/cm)以上冷却水循環装置PFR-1000型不可使用可お取扱いには十分にご注意ください。不可低温恒温水循環装置NCC・CTP型使用可設定温度0∼−10℃の範囲でご使用ください。使用可(NCC-B・D型)低温恒温水槽NCB-1210・1220型不可使用可設定温度0∼−30℃の範囲でご使用ください。使用可オプションのPtネジ口を使用する場合は使用できません。低温恒温水槽NCB-2510・2610型使用可バルブをご使用の場合は、別途流量調整バルブ(製品コードNo.255420)をご購入ください。低温恒温水槽NCB-2410型不可使用可設定温度0∼−40℃の範囲でご使用ください。不可プログラム恒温循環装置PCC-7000型不可使用可設定温度0∼−30℃の範囲でご使用ください。不可PCC-7000S型使用可マグネチックスターラー付低温恒温水槽PSL-1400・1820・2000型使用可設定温度下限−40℃まで。※粘度がエタノールに比べて上がるため、温度調節精度の仕様値の保証外になります。不可使用可PSL-2000型は設定温0∼−80℃の範囲でご使用ください。不可35wt%40wt%50wt%60wt%60wt%100wt%70wt%70wt%型式使用液使用液温度水ナイブラインZ-1型ナイブラインZ-1型ナイブラインNFP型エタブラインエタノールエタノールバーレルシリコーンフルード全機種※PCC-7000S型を除くNCB型シリーズ・PCC-7000型NCB-2510B・2610B型NCB型シリーズ・PCC-7000型NCB型シリーズ・PFR-1000型NCB-2410型・PFR-1000型PSL-1810・2000型PCC-7000S型XLT型M-2型-80℃80℃-60℃60℃-40℃40℃-20℃20℃0℃■設定温度と熱媒体設定温度により使用できる低温用熱媒体の種類、濃度は変ります。マイナス温度域では、高濃度ほど粘度が上昇し、循環流量や冷却能力の低下が発生します。低濃度の場合は、温度帯によって氷結します。右記表を参考に適正濃度でご使用ください。不可

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