Falcon 細胞培養&細胞生物学製品 総合カタログ 102-103(104-105)

概要

  1. 細胞外基質(Extracellular Matrices)
  1. 102
  2. 103

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102CorningLifeScienceswww.corning.com/jp/lifesciences細胞外基質Corning®ビトロネクチンビトロネクチンはS-プロテイン、血清の伸展因子、エピボリンとも呼ばれ、血液や多くの組織の細胞外基質(ECM)に存在する2つの単量糖タンパク(65と75kDa)の混合物です。ビトロネクチンとフィブロネクチンは、血漿および血清中の2種の主要な接着性タンパク質です。他の多くの接着分子のように、ビトロネクチンは細胞結合ドメインにあるArg-Gly-Asp(RGD)配列と、インテグリンαVβ3やαVβ5のようなビトロネクチンに特異的な細胞面の受容体との相互作用で細胞と結合します。細胞外基質成分との相互作用は主にビトロネクチンのコラーゲン結合ドメインを介して行なわれます。1型プラスミノーゲン活性化因子阻害剤に結合することにより、基質に結合したビトロネクチンは細胞周囲のタンパク質分解を調整する役割を果たしています。細胞培養の表面への薄いコーティングとして使われた場合、ビトロネクチンは多くの正常細胞および新生細胞の接着、伸展、増殖および分化を促進するため有用で、さらに細胞の移動研究に役立ちます。組成:凍結乾燥(0.1mMリン酸緩衝液で透析)。dH2OまたはpH中性の緩衝液で調製して使用します。由来:ヒト血漿注意:原材物質はHBV抗原とHIV-1、HIV-2、HCV抗体の検査済みです。分子量:75kDaと65kDaの成分品質管理:●HT-1080ヒト線維肉腫細胞の細胞接着と伸展の促進を試験●細菌、真菌、マイコプラズマの陰性を確認使用法:推奨濃度̶細胞により異なりますが、50ng/cm2です(コーティングの目安は製品に同梱されています)。保存:2∼8℃で保存。凍結は厳禁。可溶化したものは-20℃で1ヶ月間安定です。自動霜取装置付き冷凍庫に保存しないでください。凍結融解を繰り返さないでください。Corningオステオポンチンオステオポンチンは、骨や胎盤、腎の遠位尿細管、中枢神経系など多くの組織で見られます。骨形成の初期に骨再形成部位で高発現し、骨形成プロセスにかかわることが示されています。オステオポンチンは、マクロファージや平滑筋細胞、内皮細胞、グリア細胞の走化物質でもあります。細胞培養では、がん細胞や破骨細胞の接着基質としても使用されます。組成:PBSに溶解し凍結由来:ヒト母乳注意:原材物質はHBV抗原とHIV-1、HIV-2、HCV抗体の検査済みです。品質管理:●0.2µmメンブレンでろ過され細菌、真菌、マイコプラズマの陰性を確認保存:-70℃で保存。自動霜取装置付き冷凍庫に保存しないでください。凍結融解を繰り返さないでください。ビトロネクチン(ヒト)カタログ番号容量単価(円)3542380.25mg64,100オステオポンチン(ヒト)カタログ番号容量単価(円)354256*50µg57,400*受注発注品です。ご注文いただいてからお届けするまでにお時間がかかります。あらかじめご了承ください。
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103CorningLifeScienceswww.corning.com/jp/lifesciences細胞外基質Corning®PuraMatrix™ペプチドハイドロゲル最適な3次元細胞培養環境を提供する合成マトリックスです。PuraMatrixペプチドハイドロゲルは、様々な細胞培養に対し、3次元(3D)のミクロ環境を提供する合成マトリックスです。細胞の増殖や分化を最適化するためには、本製品と生理活性分子(例:増殖因子、細胞外基質[ECM]タンパク質や他の分子)との適切な混合比を決定することが不可欠です。PuraMatrixペプチドハイドロゲルは、標準アミノ酸(1%w/v)と99%の水から構成されています。生理学的条件下におくと、ペプチドが自己重合し、ナノメーター単位の線維構造を持った3Dハイドロゲルを形成します。このハイドロゲルは、Falcon®セルカルチャーディッシュ、プレート、またはインサート上で簡単に形成することができます。PuraMatrixペプチドハイドロゲルは、肝前駆体細胞1、ラット褐色細胞腫(PC12)2、海馬神経3、および内皮細胞4の分化を促すことが知られています。また、様々な初代培養細胞(例:神経細胞、線維芽細胞、角化細胞)および形質転換細胞(例:MG-63、SH-SY5Y、HEK293、NIH3T3)との接着を促すことも示されています5,6。さらに、幹細胞増殖、腫瘍細胞の転移や浸潤、血管新生、組織再生のinvivo研究などにも応用が期待できます。特長w 細胞接着を促すペプチド配列ですが、RGD依存のインテグリンシグナルを活性化しません。w 塩を含む水溶液中で、PuraMatrixペプチドハイドロゲルのペプチド成分が自己重合し、透明な3Dハイドロゲルを形成します。w 高い生体適合性を持ちます。動物由来の材料や病原体を含有しません。製品仕様w 1%精製人工ペプチド水溶液(w/v)w pH=2-4w 品質管理: −細菌、真菌、マイコプラズマ検査にて陰性を確認 −NIH3T3線維芽細胞を用いた細胞毒性検査で、細胞生存率が80%以上であることを確認 −マススペクトロメトリーを用いて製品分析 −自己重合アッセイを用いて線維構造形成を確認PuraMatrixペプチドハイドロゲルの電子顕微鏡像特長と利点精製合成ペプチド(1%w/v)細胞の接着を促進する高度に精製された材料3Dハイドロゲル構造平均ポアサイズ50-200nmの線維構造を形成操作が簡単ゲル化に際し、細胞や生理活性分子(増殖因子)と簡単に混合できます。invivoの動物実験で注入可能透明なハイドロゲル標準的な染色法と顕微鏡観察により、サンプルを簡単に視覚化できます。確立されたプロトコール3D包埋培養、カルチャーインサートおよびマイクロプレート上での平面培養、継代培養および生化学解析のための細胞回収、invivo注入PuraMatrixペプチドハイドロゲルカタログ番号容量単価(円)3542505mL42,700参考文献1.SeminoCE,etal.Functionaldifferentiationofhepatocyte-likespheroidstructuresfromputativeliverprogenitorcellsinthreedimensionalpeptidescaffolds.Differentiation71:262(2003).2.HolmesTC,etal.Extensiveneuriteoutgrowthandactivesynapseformationonself-assemblingpeptidescaffolds.PNASUSA97:6728(2000).3.SeminoCE,etal.Entrapmentofmigratinghippocampalneuralcellsin3Dpeptidenanofiberscaffold.TissueEngineering10:643(2004).4.NarmonevaD,etal.Self-assemblingshortoligopeptidesandthepromotionofangiogenesis.Biomaterials26:4837(2005).5.ZhangS,etal.Self-complementaryoligopeptidematricessupportmammaliancellattachment.Biomaterials16:1385(1995).6.ThonhoffJR,etal.Compatibilityofhumanfetalneuralstemcellswithhydrogelbiomaterialsinvitro.BrainResearch1187:42(2008).

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