Corning Life Sciences Product Selection Guide C4-C5(40-41)

セルカルチャーセルカルチャーC4www.corning.com/jp/lifesciencesCorning®CellBIND®表面細胞接着が改善し、血清の使用、コーティングを減らせる新しい表面CorningCellBIND表面で細胞増殖と収量が向上CorningCellBIND表面は、低血清培地や無血清培地などの厳しい培養条件下での細胞接着性と細胞収量を向上させます。コーニングのサイエンティストによって開発されたこの技術は、マイクロ波プラズマ処理を用いた細胞培養表面処理です。この処理によって細胞表面に多くの酸素が取り込まれ、親水性や表面安定性が増すことで、細胞接着が改善されます。利点◗時間と費用がかかる上に不安定な生物学的なコーティングの代替として期待できます。◗より短時間で細胞を低血清や無血清条件に馴化させます。◗凍結解凍後の生存率を高めます。◗コンフルエントに細胞が培養でき、容器、特にローラーボトルからの未成熟な細胞の剥離を抑えます。◗細胞接着性を向上させることで、細胞増殖が促進され収量が増加します。◗細胞接着がより均一で、むらができません。◗冷蔵や特別な取扱いを必要とせず、室温でも安定です。他のCorning培養容器と同様の高い品質基準◗透明ポリスチレン製です。◗均一性と再現性について厳しい品質管理試験を実施しています。◗ノンパイロジェニックです。◗滅菌済みです。◗品質保証とトレースを行うためのロットナンバーが印刷されています。◗通常の細胞培養表面処理製品と区別するために、CorningCellBINDSurfaceというロゴが付いています。おすすめの培養細胞の回収方法培養細胞の回収は従来と同様の方法で行います。酵素を含む、または含まない細胞分散液のどちらでもCorningCellBIND表面から細胞をはがすことができます。例えば、トリプシン‐EDTA、Accutase®、Versene®、Dispase、クエン酸-生理食塩水などが使用できます。DispaseやVerseneなどの細胞分散液は、細胞を播種する前に遠心して除く必要があります。CorningCellBIND表面へのLNCaP細胞の接着性の向上*図1.左：LNCaP細胞における細胞の接着性回復と増殖（播種から24時間後）（データは、独立した3回の実験での平均値±標準誤差）右：細胞の接着開始から7日後の増殖（3回の独立した実験での平均値±標準誤差）図2.LNCaP細胞の接着細胞を解凍し、CorningCellBIND表面（右）または細胞培養表面処理（左）に播種した。播種から24時間後に任意の領域を光学顕微鏡により観察した（倍率×100）。*コーニングSnAPPShotCLS-AN-048：EnhancedAttachmentofLNCaPCellstotheCorningCellBINDSurfaceより1.00.80.60.40.20播種した細胞細胞数（×106個）標準的な細胞培養表面処理CorningCellBIND表面播種した細胞標準的な細胞培養表面処理CorningCellBIND表面64207日間培養後の細胞収量解凍後24時間での細胞接着細胞数（×106個）