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ガラスK42www.corning.com/jp/lifesciences技術情報PYREX®製品の安全機能と利点このセクションでは、コーニングが製造するさまざまなタイプのガラス製実験器具に関する製品情報と、実験器具の安全な使用と手入れに関するヒントや補足的な情報を提供します。PYREX実験器具PYREXガラス製品は、100年以上にわたり、実験室環境における厳しい要求水準に耐えて使用され続け、丈夫で信頼できることを自ら立証してきました。PYREXという名前は、世界中の高品質で、耐食性と耐熱性を備えた実験室用ガラス器具の代名詞になっています。Corning®製品は、安全性に心掛けて設計・製造を行っていますが、ほとんどの実験器具は特定の用途に対して設計されているという点を覚えておくことが重要です。あなたの用途に適した器具を使用しているかどうか確認してください。それが設計されたものとは異なる用途で実験室用ガラス器具を使用することは危険です。ビーカーPYREXビーカーは、均一な壁厚で製造されており、熱衝撃抵抗性と機械的強度の最適なバランスを兼ね備えています。PYREXビーカーには大きなマーキングスポットがあり、容器により多くのデータを記載することができるため、内容物を素早く簡単に識別するのに役立ちます。衝撃による破損のほとんどはビーカーの縁で発生します。PYREXビーカーは、縁にガラスが追加されていて強度があります。注ぎ口はフック状ではなく、緩やかに傾斜していて破損を最小限に抑えています。低フレアの注ぎ口は、注ぎ出しをコントロールできます。遠心試験管PYREXブランドの遠心試験管は、耐久性のあるコードNo.7740のほうけい酸ガラスから作られており、遠心力によって引き起こされるストレスポイントに特別な設計考慮がなされています。危険な化学物質や高価なサンプルを遠心分離する前に、相対遠心力(RCF)を計算するためのノモグラムを参照し、安全な遠心分離速度を決定してください。メスシリンダーメスシリンダーの最も重要な仕様は許容誤差です。選ばれた材料と丁寧なキャリブレーションにより、PYREXメスシリンダーは許容誤差を満たします。さらに、コーニングは業界で最初にメスシリンダーに六角形のベースを付けました。六角形のベースは、メスシリンダーがラボのベンチから転がり落ちるのを防ぎます。フラスコ全ての丸底PYREXフラスコに特徴的な均一な壁厚により、実験室作業で一般的なさまざまな混合、加熱、沸騰の条件に適合します。PYREX濾過フラスコの厚い壁は、真空作業に必要な機械的強度を提供します。そのため、フィルターフラスコは絶対に加熱してはなりません。このため、製品には「FilterFlask」の文字が記されています。標準的な三角フラスコは適度な加熱には使用できますが、主に混合用途を目的としています。ストップコックとジョイントPYREXガラス製ストップコック記号のついた汎用PYREXガラスストップコックは、1:10でテーパーがつけられ、ASTME-675に規定されているとおりに仕上げられています。中空のガラスストッパーを備えたPYREXガラスストップコックは、外側のシェルに合わせて作られているため、嵌合面間の均一性が保証されています。これらは漏れにくく、10-4トール(mmHg)の真空状態で安全に機能します。PYREXガラスボディコック(PTFEプラグ付き)この汎用コックは、シンボルが記され、ASTMが指定する1:5のテーパー仕上げで製造されています。潤滑剤が不要なため、グリースの汚染が問題となる用途に最適です。摺合せジョイントとストップコックの接続と分離ストップコック、摺合せジョイント、ガラスまたはポリマー製のストッパーを備えたガラス製品を長期間使用しない場合には、固着を防止するために分離した状態にしておくことが得策です。ジョイントのグリースを除去してください。PTFE製のストッパーとストップコックはいくらか緩めておく必要があります。保管と再利用を容易にするために、摺合せジョイント面の間に薄い紙片をはさみます。擦り合わせジョイントの固着除去摺合せジョイントが固着した場合には、通常以下の手順で外します。ジョイントを作りたての炭酸液(ソーダ水)の入ったガラス容器内に浸漬します。液が摺合せ面間に浸透するのがわかります。摺合せ面が濡れたら(5~10分漬けておきます)、ジョイントを取り出して水道水ですすぎます。余分な水を拭き取ります。次にブンゼンバーナーの炎を弱めて、ジョイントを炎の上で15~20秒間回転させて、雌型ジョイントの側壁を軽く温めます。(ジョイントを炎にかざす前に、内側の表面の50%は濡れていることを確認します。)炎から外し、手指の保護に注意しながら2つの部材を軽くひねって分離させます。分離しない場合には、この手順を繰り返します。この方法でジョイントを分離する際には、決して力ずくで行わないでください。ストップコックとストッパーの潤滑ビュレットや分液漏斗のガラスストップコックは、固着を防ぐために頻繁に潤滑する必要があります。もし固着した場合は、実験用品取り扱い業者から入手可能なコックプラグ除去器を使用します。潤滑剤の種類標準的なテーパージョイントには、一般的に3種類の潤滑剤が使用されます。(a)炭化水素系グリースは最も広く使用されています。アセトンを含むほとんどの理化学用溶剤で容易に除去できます。(b)炭化水素系グリースは非常にとれやすいので、より高温または高真空の用途ではシリコングリースがよく使用されます。このグリースは塩素系溶剤で容易に除去することができます。(c)長期間の還流や抽出反応には、水溶性で有機溶剤に不溶性のグリース、例えばグリセリンが適しています。グリセリンは水で洗い落とせます。
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ガラスK43www.corning.com/jp/lifesciences技術情報体積計ガラス製体積計の精度は、キャリブレーションの際の正確さ、用途に適した製品の使用、ガラス製品の適正な取扱い、ガラス製品の清浄さによって変わります。ガラス製体積計製品のキャリブレーションは通常20℃で行われるため、この温度の前後で製品を使用してください。冷蔵されていた液体は、測定する前に室温に戻します。通常の使用と手入れの下では、体積計のキャリブレーションは変わりません。体積計をPYREX®製品の上限に近い過度な高温にさらさないでください。ガラス製体積計の種類シリアル番号表示/品質保証されたフラスコ:ClassA仕様にキャリブレーションされています。各フラスコは、個別に識別番号を表示し、識別番号および容量に関する保証書付で提供され、NIST(米国国立標準技術研究所)標準にトレース可能であり、キャリブレーションが保証されています。ClassAフラスコは:体積計に関するASTME-694、体積計のキャリブレーションに関するASTME-542、および雌型フラスコに関するASTME-288に準拠した公差で製造されています。認定製品と同じ公差ですが、認定や証明書はありません。ClassBフラスコ:通常ClassAフラスコの2倍の公差でキャリブレーションされています。その他の種類:さまざまな連邦当局やプロの科学者により設定されている他のキャリブレーション済みガラス製品の仕様もあります。これらの仕様の公差や参考文献については、本カタログの個々の製品説明に記載しています。キャリブレーション済みガラス製品のマーキング目盛付製品の線は、酸エッチング、ホイールによる刻み込み、吹き付け加工、エナメル加工、または永続的な着色でガラスの内部にまで施します。エッチングや刻み込みによる線は、通常、エナメルを焼成して着色します。線の幅は、細分目盛付製品では0.4mm、単一標線の製品では0.6mmを超えないようにしています。ガラス製体積計には線の他に、容量、使用時に守るべき温度、および、記載された容量がTC(受用)またはTD(出用)のどちらでキャリブレーションされたかをマーキングしています。TCであれば、キャリブレーションにより、マーキングが容器に入る容量を示すことになります。TDであれば、マーキングは、排出時における気泡を含まない20℃の蒸留水の量を示しています。目盛の容量を示す数字は、線のすぐ上に記されています。メスフラスコのマーキングは、首周りの少なくとも90%をカバーしています。ガラス製体積計の読み取りASTME-542に、以下のようにメニスカスの読み取り方法について詳述しています。本手順によってキャリブレーションされたすべての装置では、その測定または設定を、メニスカスの最下点で行います。最下点を観察するには、影や何か暗い物体をメニスカスのすぐ後方にあて、暗い背景のもとでメニスカスの形状を黒く明瞭に視認できる状態にします。厚手の黒色ゴムの環状の部材を用意し、側面を切り開いて、チューブにしっかりと留まる寸法に調整すると便利な道具になります。代用として、黒い紙を使用することもできます。コーニングの理化学用製品は、ASTME-542の7.3.2.1項に従ってキャリブレーションされています。7.3.2.1項では、以下のように述べられています。「目盛線を基準としたメニスカスの最低点の位置は、目盛線の上縁面に対して水平に接します。メニスカスの位置は、目盛線の上縁と同じ平面に目の位置を置くことにより求めることができます」


















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